ブログの終わりを考える

いわゆる「ブログの死」について語られることは多々あるのですが、「死」と例えられることからもわかるように、ブログと言うのはまるで生きているようにも感じられますね。実際にブログは生きています。もちろんブログというのは生物ではなくて、ブログを書いている人が生きている訳で、ブログはその人と一心同体なんですね。だからブログは生きている。

あるブログが終わるとして、大抵の場合ブログとのお別れはそれを書いていた人と読者とのお別れを意味します。もちろんその人と面識があって、連絡先も知っている場合は別ですが。でも一方的に読んでいて、連絡先と言ってもメールアドレスだけ知っている場合も多いので、やはり「お別れ」となるのでしょう。

別れと言うのは寂しいもので、まあどんな事にも別れは付き物なんですが、好きなブログだったりした場合は余計に寂しい訳で。これまでに何度か読んでいたブログが終わったり、終わろうとしたり、終わったと思ったらまた始まったり、終わったままそのまま忘れていったりしてきました。更新されないままでいるので静かに死んでいったブログもあるかもしれない。

個人的には、終わるときには「終わるよ」と言ってほしい。そのほうが心の整理もつくし、お別れの言葉もかけることが出来る。ブログの更新って労力が必要なのが今となってはわかったので、「お疲れさま」くらいは言いたい。というか、自分のブログが終わるときに声をかけて欲しいだけなのかもしれないですけど。

決して死ぬ訳じゃないのだけれど、転校するときに誰からも声をかけられなかったら寂しいじゃないですか。引っ越すときに軽トラックの荷台に座ってみんなにお別れを言って、でも一番の親友が来てなくて、「あいつはこういうのは苦手なんだよ」とか強がりを言って、そのまま発車したのだけれど、河原沿いを走っている途中で土手の上を走ってくる親友に大声でお別れを言いたいじゃないですか。

いちいち終わるなんて言わなくてもいいよ、という人がいるかもしれないのですが、寂しいとか言って気持ち悪いかもしれないですが、僕はお別れを言いたい。言われたいから言いたい。


なんてことをこのエントリを読んで考えました。

今年で丸4年となります当サイト、しばらく更新を停止しようと考えています。

http://afiliate.livedoor.biz/archives/51107688.html

僕は「http://afiliate.livedoor.biz/archives/50986474.html」で言及を頂いたのですが、自分のちょっとしたエントリがきっかけで多くの人がエントリとかコメントとか書いてくださるのは、まるで自分の発言が影響力を持ったような錯覚に陥って、楽しいですね。錯覚なんですけどね。

言及していただいたブログをそのまま読むことって多いですよね、なんだか嬉しくて。一方的に読んでいただけなのですが、上記理由により自分が言われたいことを言いたいと思います。ブログの更新お疲れ様でした。ブログには魔物が棲んでいるそうで、無性に書きたくなるときが来ると思います。なんて僕みたいなひよっこに言われなくてもご承知でしょうけど。

では。