上野動物園 vs 多摩動物公園 3番勝負
皆さん、動物園は好きですか?臭い?歩き回るのがだるい?その通りですよ!獣臭もフンの臭いもするし、園内は広大で運動は最寄り駅と会社までのウォーキングしかしませんとか言っちゃうような現代人にとってはキツイものがあるかもしれません。が、そこがいいんですよ。そこが醍醐味。思う存分ニオイを嗅いで歩けっていう話です。
とまあいきなりアツくなってしまいましたが、最近のブームは動物園です。いや、特にブームではありません。週末は2週連続動物園という快挙を成し遂げたのですが、なかなか楽しいものがあったのでご紹介したい次第です。折角なので対決形式でご紹介。
まずは基本スペック。
恩賜上野動物園 | 多摩動物公園 | |
---|---|---|
開園 | 1882年3月20日 | 1958年5月5日 |
敷地面積 | 14ヘクタール | 52.3ヘクタール |
代表的な飼育動物 | ジャイアントパンダ、アイアイ、スマトラトラ | コアラ、ライオン、オランウータン |
上野動物園は日本で最も古い動物園で、一般的な動物園ですね。一方の多摩動物園はその広大な敷地を活かした展示が魅力です。ちょっと広すぎるぐらいです。歩き疲れるくらい広い。ぐったりするくらいが丁度いいんですけどね!
では、対決開始!
黄金の建物対決
各園でまず目に止まるのが変わった建物です。まずはこの対決から。え?動物出せって?まあまあ。
先攻は上野の黄金の塔。これが一体なんなのかはわかりませんが、とにかく輝いていますね。動物園なのに何故この塔が必要なのかはわかりませんが、とにかく目立っていました。これだけ存在感があると目を引く。
後攻は多摩の黄金の城。玉ねぎがいい味を出していますね。薄汚れた感もイイ。何故城なのかはわかりませんが、この城へ行くとライオンバスに乗れるようです。ライオン=中東=お城、っていう連想ゲームですか?
では判定。黄金っぷりでは上野にはかないませんね。ということで上野の勝利!
オブジェ対決
動物園には動物だけではなく、こんなヤツらもいます。
上野の鳥類のエリアにあった銅像。すぐそばに生きてる鳥がいるってのにここで記念撮影をしてしまいました。また園内には様々な動物(ゴリラとか象とか)の像があって記念撮影が出来ます。だから生きてるほうと撮ればいいのにね。
多摩の昆虫園にあるバッタ。かなり大きいです。おとなも跨って乗れるくらい。銀色ってのもいいですね。こいつが動き出したら阿鼻叫喚ですね。写真には写っていませんが、となりにもう一匹います。ちなみに昆虫園には「昆虫ユートピア」と名づけられた巨大な温室があって蝶が飛び交っていました。虫が苦手な者にとってはたまらない空間でしたよ。
もう解説の文章の温度が違いすぎてアレなんですが、多摩の圧勝ですね。
メインアニマル対決
動物園なんだから動物の写真を忘れていました。各園のスターに登場していただきましょう。
上野といえば決まっていますね。そう、パンダです。この日は外のグラウンドに出ているとのことだったので、遊んでいるところでも見られるのかと思ったのですが、後ろを向いたままでした。サービス精神ってものがわかっていないようです。いや、違う。僕たちがパンダに合わせなきゃいけないんです。そんなのエゴってもんです。って事で後姿を楽しみました。
多摩だって負けていません。多摩にはコアラがいます。オーストラリアに旅行に行ってコアラを抱っこしちゃったー、なんていう人を時々見かけるイメージがあったので期待したのですが、実際は薄暗い施設の中で薄ぼんやりとしか見えませんでした。それでもパンダよりははっきり見えたかな。パンダと違って何匹もいます。みんな寝てたけど。
これは甲乙付けがたいですね。では引き分け!
1勝1敗1分でドロー、というわけにもいかないですよね?じゃあもう一番用意します。
体験対決
ふれあいって大事ですよね。動物園でもそれは同じ。間近で動物を見る事が出来る施設の対決です。
上野には「こども動物園」という動物園内動物園があって、小さな子どもでも動物と触れ合えるようなコーナーがあります。そこで放し飼いにされていたヒツジです。かわいいですね。ふわふわしてると思いきや意外とごわごわしています。ヒツジの行く手をふさいで頭を触っていると頭突きをしてくるので要注意です。小さな子どもが転倒していました。
多摩の見所といえば「ライオンバス」がありました。危うく紹介するのを忘れるところでした。ライオンが放し飼いされているエリアにバスで行って、間近で見る事が出来ます。バスにはエサが付けてあるようで、それをかじりに迫ってきます。仔ライオンはかわいいですね。
どっちもかわいいなあ。やっぱり引き分け!
ということで勝負がつきませんでした。ですので個人的には身近な存在である井の頭恩賜公園内にある動物園「井の頭自然文化園」が一番、という結論で締めさせていただきます。気軽に行けるし、モルモットにも触れるし、象のはな子だっているんですよ!超おすすめ。