チュンソフトは「忌火起草」なんかよりも「街2」を作るべきだ

たまにはゲームの話題を。妄想だけど。
僕はゲームが好きなんですがゲームばかりをしていると、突然「本を読みたい欲」がむくむくと頭を擡げてゲームをやらなくなるときがあります。最近そんな時期が来て一気に読みました。伊坂幸太郎さんの「チルドレン」と「グラスホッパー」です。
伊坂さんの作品にはいくつか特徴があります。

  • 主要な登場人物は3〜4人
  • 各人の視点で物語を進行させる
  • 時間軸を交錯させる
  • ちりばめられた伏線をキレイに回収

作品によるけれど、大体こんな感じ。伏線の回収具合にいつも感心します。所謂一つのカタルシスってヤツですね。「してやられた」と感じるわけです。

で、この特徴を挙げて思い浮かべたのが「街」です。チュンソフトが作ったサウンドノベルの中でも最高傑作に挙げられる作品です。とは言ってもかまいたちシリーズは恐くて手を出してないので比較できないのですが、ともかく最高傑作なんです。あまりに好きなんでPSP版を本体毎買おうと思ったけれど思いとどまったくらい好きなんです。

渋谷の街を舞台に、8人の主人公とそれを取り巻く個性豊かな登場人物が、物語を繰り広げる。基本的にそれぞれの主人公に面識はないが、あるシナリオで何気なく行った主人公Aの行為が、Aの身には何事もないのに別の主人公Bの未来に重大な影響を与えることがある。

街 〜運命の交差点〜 - Wikipedia

このゲームには伊坂氏のホンがぴったりなんじゃないかと。登場人物の数は普段の小説よりも段違いに多くなるかもしれないけれど、「死神の精度」位になっても追いきれない量じゃないでしょう。ザッピングしながら各シナリオを追えたらどれだけ楽しいことか。いつにも増したカタルシスが得られるんじゃないでしょうか。チュンソフト忌火起草なんかよりも「街2」を早急に作るべきです。と言うかお願いですから作ってください。

以上、ぼくのかんがえたさいこうのゲーム、のコーナーでした。