ナウなヤングにバカウケな「クリスピー・クリーム・ドーナツ」に行ってきた


今更だけれどまだ流行っているらしいので行ってきました。いや、「ナウなヤングにバカウケ」という言い回しが流行っているわけではないですよ。ドーナツが流行っているんです。ご存知「クリスピー・クリーム・ドーナツ」です。新宿駅の南口を出たところにある「サザンテラス」に日本第1号店があります(今の所この一店舗しかない)。

道に迷いやすい自分は無事につくことが出来るか心配しながら向かったんですが、それは杞憂に終わりました。朝一で向かったので辺りは閑散としているのですが、日曜の朝だと言うのに店の前には人、人、人。午前7時に開店なんですが、6時半の時点で1時間待ちの行列が出来ていました。そろそろ下火だと思ってたのに甘かった。それにしても多かったなあ。日曜なんだから「所さんの目がテン」でも家で観てろと言いたくなりましたが、それに自分も並んでるんだもんな。「行列が出来る→旨いに違いない→行列がさらに出来る→商品じゃなくて店がウマー」ってのは分かってるのに並んでしまう自分は純日本人です。

並んでいる間暇なので行列を観察していたのですが、カップルで来ている人、親子で来ている人、友達同士の集団で来ている人、おっさん、と並んでいる人は様々。中でもおっさんが箱買い率が高くて何箱も買っていました。転売じゃないだろうし、ぱしりかな。

で、事前に知っている情報として、「ドーナツの製造工程が見られる」「出来立てのドーナツを1つ試食として貰える」というのがあったんですが、行列が長くてなかなか店の前までたどり着けない。でも先頭のほうを見るとドーナツを食べてるのを確認できたので、それを励みにして並びます。


行列が進むにつれてガラス越しに店内でドーナツが作られていくのが見えてきました。生地を発酵させ、油で揚げ、ひっくり返してまた揚げ、グレーズのカーテンにくぐらせて、「オリジナル・グレーズド」の完成です。一連の流れをもっとよく見たかったんだけれど、列が進んでしまうと前に詰めざるを得ない。

そして買う直前になって、ようやく出来たてのオリジナル・グレーズドを1つ頂くことができました。出来たてなので暖かく、そして想像していた以上にやわらかい。今までに味わったことの無い食感でした。グレーズの甘さもひどく甘いわけではなく、油っぽくも無く、ふわふわで確かにおいしい。従来のドーナツのようにボソボソもして無く軽いので、あっという間に平らげました。うん、おいしい。

で、入り口付近で店員さんに購入方法を聞かれます。購入方法には2種類あり、自分で好きなものを好きなだけ選んで買う方法と、オリジナル・グレーズドだけ12個(1箱)もしくは店員さんが適当に選んだ12個を買う(つまり箱単位で買う)方法があります。初めてだったのでいろいろ試してみたいと思い、アラカルトで買うことに。ここで箱買いを選択すると店員さんに店の裏に連れ込まれます。間違えた。店員さんの誘導で箱買いの列に並ぶことになります。選ぶ時間が無いので、こちらのほうが早く買えます。

どんな種類があるかは公式を見てもらうこととして、自分の買いたいドーナツをショーケースの前で店員さんに伝えます。まず始めに12個入る箱で買うかどうか聞かれるので注意。店員さんはその箱に詰めていくことになるからです。6個以下なら6個入る小さな箱になります。注文が終わったら隣にあるレジに並びます。で、お会計。商品を受け取ります。

注文する時になって、なぜこんなに行列が出来るかわかりました。そのカウンターというかショーケースのスペースが非常に狭い。店員さんが3人並んでぎゅうぎゅうです。これでは回転も悪くなるわけで、行列にもなります。

まあ無事に開店から1時間で買えたので、喜び勇んで持ち帰りました。自慢げに奥さんに食べさせてみたところ、

オリジナル・グレーズド以外は普通。並んでまで食べたくは無い

との酷評を頂きました。まあ自分もそう思いました。確かにオリジナル・グレーズドは飛びぬけておいしい。その他があまりにも普通過ぎます。これならミスドで食べられる味かな、と。でもオリジナル・グレーズドに相当するドーナツは見たことがありません。もし、また並ぶ機会があったらオリジナル・グレーズド一択で。箱買いで。たぶん次回並ぶより、近くに支店が出来る方が先になる気がしますけどね。