WiiとRimoとテレビと

以前品薄状態が続くWiiですが、もうこれは「あたらしもの好き」が買う時期の最中に「定番化」してしまった感があります。新ハード登場時にあるような一定期間後の落ち着きが無いまま普及期を迎えてしまったといったような。
今となっては国民的ゲーム機となったDSを誰もが知っているのと同じように、「Wii」と言えば、「ああ、あれか」とわかってもらえるようになったと実感しています。というのも、テレビの中でなんとなく登場することが多くなったから。たまたまかもしれないけれど、土曜日テレビを見ていたら2回も「Wii」が出てきました。
まず「ナイナイサイズ!」。やべっちが量販店でテレビを買う回でした。100インチ位の大型プラズマテレビを目の当たりにしたやべっちがまず持った感想が、『これでWiiをしたらすごいやろなー』。ここで驚いたことが

  • やべっちWiiを持っている
  • やべっちWiiを楽しんでいる
  • 第一声がそれ(Wii)かよ
  • テロップに「Wii」という文字が出ている
  • Wiiについて解説や写真も出ない

ということ。Wiiを気に入ってなければそんな発言は出ないし、Wiiの認知度が高くなければなんの説明もなしに「Wii」を文字化しないんじゃないかな、と。例えばここで「Wii」ではなく「Xbox360」だったら説明が必要になるんじゃないかと。だって認知度も高くないし。観ている視聴者が「???」とならないと判断してのことでしょう。Wiiが普及していると実感。
次に観ていたのが「スーパーサッカー」。ジェフユナイテッド市原・千葉の巻選手のオフの映像が放送されていました。その中の妹さんが撮影した映像の中に「WiiSports」の「ボーリング」で遊んでいる巻選手の姿が。所有しているのが巻選手かは不明ですが、とても楽しそうだったのが印象に残りました。
Wiiを持っている自分だからバイアスがかかって過剰に反応してしまっているのかもしれないけれど、こう立て続けにテレビの中に出てくると、Wiiが普及しているとどうしても思ってしまいますね。それにアレ以上の宣伝はないと思いました。さんま&修三のCMも同じですが、芸能人がWiiを使っているのは相当宣伝効果が大きいと思います。これでまた品薄になってしまう。
とまあそんなことを、「Rimo」でめちゃイケを観ながら思いました。「Rimo」は面白いですね。動画の内容はYoutubeと同じ(そりゃYoutubeから持ってきているから同じだけれど)なのに面白く感じてしまうのはなぜだろう。
まずあのUI。「このあとすぐ」と出てきた内容が興味が無かったら、飛ばせばいい。飛ばしていけば面白そうなのがいくらでも出てくる。お笑いが飽きたらPVを観て過ごすのもいいし、動物をみてもいい。とてもシンプルで使いやすい。はじめはシンプルすぎて物足りないんじゃないかと危惧していたけれど、このシンプルさが売りなのだとすぐに気づきます。
それに関連して、次々と観られるというのは、自分で探さなくてもいいということ。Youtubeにこれだけ大量にあると、自分で探すとなると探すのもめんどくさいし、かたよりも出てくる。探さないで飛ばしていけるから、守備範囲外で面白いものがたくさん出てきます。
だから面白いし、飽きない。ついつい観続けてしまう。他の皆さんが言っているように、まさにこれは「テレビ」で、つければ何かしら面白いものがやっている。テレビと違うのはCMが無いことと、番組表が無いこと。でもこれはすぐに導入されるようなされないような。「番組表」はインタビューにもあったように、各々がチャンネルを構成できるようになるかもしれないし、現時点では収入が全く無いのだから、「このあとすぐ」画面にCMを流せば収入が得られるかもしれない。そうしたらRimo」は「テレビ」となるのかもしれない。それがいいのか悪いのかはわからないけれど。
とまあそんなことを「フェイク」を観ながら歌っていて思ったんだけれど、例えばやべっちがネット環境整えていたとして、Youtubeを直接観るより敷居が低いRimoが普及して観るようになって、Wiiめちゃイケを観たらどう思うんだろうか。面白いと思うのだろうか、憤りを感じるんだろうか。
・・・自分がテレビに出ていないからわからないや。アルゴリズムがとても優秀なRimoを今日も見ようと思う。「テレビ」で次々と量産される番組を全てリアルタイムで観る事はできないから、Rimoで観られる限り飽きないね。