どこまでも爽快なバカゲー(褒め言葉)『エキサイトトラック』ファーストインプレッション

昨日1/18、満を持して発売された『エキサイトトラック』。早速プレイしてみたので、とりあえずファーストインプレッションを。詳しいレビューはもう少しプレイしてからとさせて下さい。なにせまだプレイ時間が短いので。社会人は辛い。速報版としてお伝えします。

プレイ時間:1時間
進行度:プロンズクリア

概要は公式をご参照ください。

操作方法は斬新なゆえに慣れが必要

このゲームはWiiリモコンを十字ボタン側を上にした状態で水平に持って操作します。1ボタンがブレーキ、2ボタンがアクセル、十字ボタンがターボ、左右傾けることでステアリングを切ることが出来ます。

このステアリング操作に慣れが必要です。まず初めてのプレイでは従来のレースゲームのように十字ボタンで曲がろうとしてツリーに突っ込むこと間違いなし。傾きの反応は思っていたよりも細かく伝わります。感覚としては、「リッジレーサーでドライバー視線でのハンドルの切れ具合を想像していたけれど、実際は後方視線からのハンドルの切れ具合で反応する」と言った所でしょうか(わかりづらい)。つまり結構きびきびと反応する、と言う事です。
また、傾きで反応するのであって、「リモコンの十字キーを自分側に向けて、車のハンドルのように回すように操作する」訳でもないので注意。(結構誤解している人がいそうなので)

スピードを出して斜面を駆け上がると車体が空中にジャンプするわけですが、リモコンを前後に傾けることによって空中で車体の体勢を調整することが出来ます。これも重要で、着地時にタイヤが全て地面に接するように着地することによって、「ナイスランディング」と判定され、☆がひとつもらえることに加え、ブーストがかかります。レースにおいて重要なテクニックとなります。(☆、ブーストについては後述)。ジャンプする際にタイミングよくターボをかける事によって、飛距離・滞空時間を稼ぐことが出来ます。

なぜ滞空時間が必要になるかと言うと、ジャンプし空中にいる際、リモコンの1ボタンと十字ボタンを押し、リモコンを左に傾けた状態から右へすばやく傾けることにより車体が回転しエアトリックを決めることが出来るからです。これにより☆を得ることが出来ます。この操作もなかなか難しい。360°とか720°とか回転できる(それ以上も可)のですが、まだ慣れていないので720°が精一杯です。もっと決まれば気持ちがよさそうです。

操作には多少の慣れが必要ですが、そこまで難しいわけでは決してなく、すぐに爽快な走りが楽しめると思います。

スタントを決めて☆を稼げ

ゲームの目的は『荒々しいスタントを繰り広げ、☆を獲得すること』です。
メインのゲームモード「エキサイトレース」は各コースに目標となる☆の数量が設定されているので、1回のトライ内で十分な☆を獲得することで、ステージをクリアしていきます。

☆を獲得するにはスタントを決めなければなりません。と言っても、ほとんどは簡単なもので、先に触れたナイスランディングやジャンプを決める事によって☆をもらえる他、ドリフト(スピードを出している状態できつめにハンドルを切り続ければ勝手にドリフトとなる)や、ツリーラン(コース上に生えている木のそばをぶつからないようにして走る)など、適当に走っていても☆はもらえます。難しいことはあまり考えずに走っていてももらえるわけです。障害物にぶつかっても大丈夫。「ナイスクラッシュ」として☆がもらえます。言ってしまえば「もうなんでもあり」です。そこがまた面白いところ。

ですが、条件をクリアするためには狙って☆を獲得していかなければならないので、「単なる大味なゲーム」では決してないところが良いところ。ゴールした後にも☆がもらえるのですが、順位によってもらえる☆の数もかなり違います。早く、激しく走らなければなりません。
腕を磨いていって☆どんどんもらえるようになっていけばいくほど、面白くなってきます。

グラフィックは十分キレイ

30fpsだそうですが、レースゲームはそれほどプレイしていないからか十分キレイな印象です。そもそもこのゲームに過度なキレイさは必要ないと思います。ゲーム性が重要なので。背景も水面の映りこみもキレイだと思いました。

あと、エフェクトとして「ブーストがかかったときに、背景ぼやけてが後ろに流される」のですが、この手のレースゲームを経験したことがなかったので、感激しました。スピード感が尋常じゃない

アイテムとして「パワーアイテム」があるのですが、これを取った時にかかるブーストや、ナイスランディングをしたときにかかるブーストなど、ブースト続くと興奮しっぱなし

こんなところにニヤリ

クラッシュすると、2ボタンを連打するように表示されます。連打することにより、コースへの復帰が早くなるわけです。これにも燃えます。つい力いっぱい連打してしまうこと請け合い。さすが『エキサイト』の冠を背負っているだけあります。

で、偉いのはコース復帰時には必ずブーストがかかる仕様になっているところです。スピード感命のゲームなので、一度クラッシュしたらテンポが悪くなりそうなところをカバーしています。これにより常に爽快な状態でレースを続けることが出来ます。

言い忘れていましたが、初めてのプレイ時はまずトレーニングから始まります。トレーニングをクリアしないとレースはプレイできません。トレーニングはすぐ終わるのですが、操作方法を覚えるのには最適でした。優しい心遣い。

やりこみもあり

「エキサイトレース」ではコースごとにゴール時の☆の数量によりランクが与えられます。最高でSランク(Bランク以上でコースクリア)。全てのコースでSランクを得るのは至難の業かと。

最初に選択できる車種は3種。カラーリングも選べます。そして、ある条件を満たす事によって、新しい車種が選択できるようになっているようです。1台はあるコースでSランクを取った際に選択できるようになりましたが、条件は不明です。

どこまでも爽快なバカゲー(褒め言葉)

とりあえず触った感想は「どこまでも爽快なバカゲー(褒め言葉)」だなあ、と思いました。「なんだよこれwww」と笑いながらプレイできます。1つのコースをクリアできるまで何回も続けてプレイしてしまいました。熱中度は高いです。リアル「体ごと動かしてレースゲームをする人」になれます。

レースゲーとして期待している方にはお勧めできませんが(まあタイム表示もあるのでその面でも楽しめますが)、バカゲーとして期待している方には十分お勧めできます。前評判どおり、作りこみもしっかりしています。そのおかげかプレイしていてとても気持ちいいです。ドキドキするレースゲームは久しぶりです。手に汗握ります。

まだ「VS対戦」と「チャレンジ」のモードは未プレイなので、詳細は後日のレビューで。説明に抜け落ちているところがあったら補完します。MP3機能もまだ試してなかった・・・。


豆情報。2chゲハ板のゲーム屋さんの店員スレによりますと、出荷数はそれほど多くない模様です。ご購入はお早めに。