「小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」レビュー

酔います。




と、これで終わってはいくらなんでもアレですので、もう少し感想を。

Wiiウェアで登場した「小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」ですが、評判がなかなか良いようなのです。価格も1500WiiポイントとWiiウェアのロンチタイトルの中では最も高額なのですが、ueBLOGさんのレビューの「ちょっとでも気になった人は買って遊んでみてください。*1という言葉を信じ、購入してみました。


ゲームの内容としては「王様となって国を作る」ゲームです。土地に家を建てると人が住み、冒険者として名乗りを上げます。冒険者におふれ(王様からの指令のようなもの)を出し、ダンジョンへ冒険者を送り出します。冒険者の成果によってさらに国を発展させていきます。家しか建てられなかったのがパン屋を建てられるようになり、武器屋を建て…と言った具合に。王様は住人の話を聞くことによって、「幸せ度」を上げることが出来、さらなる王国発展へ繋げることができます。ゲーム内には時間の概念があり、夜になると王様は行動できません。アレもやってこれも確認して、とやっているとすぐに一日が終わってしまいます。次の日の朝には前日にあった出来事を「報告書」として確認が出来、その日にやるべきことがわかります。1日1日は短いのですが、「もう1日だけ進めよう」とついついプレイしてしまうのがうまく出来ていますね。

ちなみに王様の名前は「キノコ」、国の名前は「はてなムラ」と名づけました。発展してくれると良いな、はてなムラ。

一見単純に見えるのですが、確かに冒険者を送り出すだけなので単純ではあるのですが、冒険者一人ひとりの行動がリアルタイムで表示されたり、そのログが細かに記録されていたりしていて、細かな部分までしっかりと作られているな、という印象を受けました。実際に「冒険する部分」を操作する訳ではないので、その分丁寧に作りこまれているのでしょう。


問題は、国のフィールドが3Dで出来ていて、王様を操作して国中をまわることが出来るのです。そうして住人の話を聞いたり、建物を建てたりする。国中をぐるぐる回る訳です。そうすると目も回るわけです。要するに、3D酔い。このシステムを2Dでやったら非常に地味になってしまうことは容易に想像できますので、3Dであることは必然なのは分かります。しかし如何せん僕は重度の酔いゲーマーですので、非常に苦しいゲーム展開です。

ですが、ゲームとしては非常に楽しいですし、「1日」単位でゲームを進めていくので、それもまたちょこちょこ進めるのに適していてあまりゲームに時間を取れない自分でも楽しめています。これで1500円は安いのではないでしょうか。「街育成!?楽しそう!」って人で、「3D酔い?なにそれ?」って人にはお勧めです。FFCCを知らなくても楽しめますし、さらに言えばFF自体知らなくても楽しめると思います。間口はかなり広めですね。僕も酔いと戦いながら続けたいと思います。

*1:レビュー参考にさせていただきました!