自分の配偶者を何と呼ぶか

僕にはツンデレな奥さんがいるんですが、まあ実際は僕がツンデレだと思うようにしているだけなんです。「べ、べつにあなたの事を思って買ってきたわけじゃないんだからね」とか言葉に出して言うわけではないのですが、冷蔵庫の中には「きゅうりペプシ」が入っていたりするんです。「腕に何かついてるよ、とってあげる」と言いながら「ほくろ」をねじり取ろうとするんです。ツンデレ関係ないね。

まあそんな奥さんがいるんですが、こうやって文章にするときや人と話すときは「奥さん」を使っています。なんとなく。かしこまった場では「妻」といいますけど、それ以外は使いません。「家内」とか「嫁」とか。

自分の配偶者のことをなんと呼ぶか、増田で話題になっていました。

「俺の嫁」って言い方が嫌い

「妻」も「嫁」も同じ「配偶者」のことを指し示しているんだと思いますが、辞書で調べてみました。

(1)息子と結婚した女性を親の側からいう語。息子の妻。
(2)結婚する相手の女性。
「―を探す」「―をもらう」

の意味 - goo国語辞書

[一] 1 配偶者である女性。

の意味 - goo国語辞書

(1)家のなか。また、家族。
「―安全」
(2)自分の妻をいう語。
「うちの―が言うには…」「家のことは―に任せてあります」

の検索結果 - goo国語辞書

この増田の言う「萌えの対象」としての「嫁」が嫌なのは良くわからないけれど、「嫁」には「息子の妻」の意味も含まれているから、「夫のもとに嫁いできた人」というイメージが悪いのはわかる。ともあれ全て「配偶者」を指し示しているんですね、やっぱり。

でも困ったのは「奥さん」。wikipediaにもあるように、「奥さん」は自分の妻を指し示す場合には使えないのでした。

稀に自分の配偶者(妻)を「奥さん」と呼ぶ者がいるが、これは誤った用法。「奥さん」は一般的に他人の配偶者をさす際に用いられる。

http://wpedia.search.goo.ne.jp/search/262438/%B2%C7/detail.html

自分は誤用していたのか!よくよく考えると間違っているよね。「奥さん」なんて、『奥さん、いいじゃありませんか』『やめて、三河屋さん。夫が帰ってくるわ』とかに使う単語ですもんね。

じゃあなんて呼ぼう。「妻」や「家内」じゃかしこまっている気がするし、「嫁」もイメージが悪い。「相方」じゃ漫才みたいだし、「かみさん」じゃコロンボみたいだし。あと何かあったっけ?ああ、「ワイフ」があるね。うちのワイフがこの間さ、ってアメリカンジョークを言わなきゃいけなくなる。

「奥さん」の語感がやわらかくて好きだったんだけれど、仕方ない。無難に「妻」にします。あ、「さん」を付けようかな。妻さん。変だね。