DSに防犯ブザーを

言わずと知れた「ニンテンドーDS」ブームが続いているようです(ここまで来るとブームではなく文化といえそうな気もしますが)。街でDSを持っている人を見かけると、なんとなく嬉しくなります。電車で隣に座ったおねーさんがおもむろにDSLiteを取り出したり、ちょっとこわもてのおじさんがDSしてたり。ゲームも市民権を得られたようで何よりです。

でもそれ以上に目立つのが子ども。デパートのDSステーションの周りはもちろん、その近くの階段に座りこんでDSをする子どもたち。病院の待合室でもDS、レストランでもDS。肌身離さずDSを持っているようです。

何もそんなところへ行ってまでDSをしなくても良いじゃないかとも思いますが、自分が子どもだったらDSをずっとしていたいと思っただろうな、と思うし何ともいえません。今だって時間さえあればしたいし。

これだけ子どもにも普及すると、子どもが常に携帯することに着目して、「防犯ブザー」を内蔵したら良いのではないかと思いました。タッチペンと本体が繋がっていて、いざと言うときはタッチペンを強く引くとブザーが鳴り響く、とか。防犯ブザーと違ってきっと肌身離さず持っていてくれるでしょう。

でもよくよく考えたら今のケータイにも防犯ブザーつきのがありましたね。そのほうがGPSで位置情報も辿れるので、ずっと安心でした。逆にDSに通信機能を付けれた最強でしょうね。無線LANの範囲内でなくても、どこでも通信対戦が可能ですもんね。WILLCOMと手を組んでそんな機種作ってくれないかな。



この間、公園行ったんですよ。うちの1歳半の幼児を連れて。そうしたら小学2、3年くらいの女の子がブランコに座ってDSをしているんです。一人で。公園に一人出来てDSってのもどうかと思ったんですが、まあDSを普及したもんだなあって思ったくらいで、自分はうちの子と遊んでいたわけです。

で、女の子はDSをしながら帰っていきました。これも子どもに多いんですが、平気で歩きながらDSしてるんですよね。前を向いて歩かないと危ないよ、と思ったんですが帰っていきました。よーしブランコ空いたとばかりに子どもと向かったんですが、そこには白いDS用のポーチが。あれ?さっきの子忘れている!

ポーチだって安くはないし、きっと大切なものでしょうからそれを持ってダッシュで追いかけました。さっき公園を出たばかりだからまだ間に合うはず。見失わないうちに、急いで探しましたよ。うちの子をだっこして。幸い一本道だったので、すぐに追いつきました。

こっちの足音に気づいた女の子。よかった、間に合ったと思った瞬間、女の子はスピードを上げました。ちょっと、ちょっとちょっと。怪しいもんんじゃないよ、君のポーチをもってきてあげたんじゃないか。

ちょっと振り向いた女の子がポーチに気づいたようで、すぐに止まってくれました。
「ありがとうございました」
と女の子は不信感をあらわにしながら言うと、足早に去っていきました。

いやー、これだけ怪しがられると悲しいね。こっちはちっちゃな子を抱いているんだから、怪しまれないと思ったんだけれど。どんだけ自分が不審者顔なんだ、と。でも女の子を恐がらせてしまったかもしれないから、反省。だけど忘れ物を届けてあげたかったんだけなんだよ。そんな趣味はないよ。


DSに防犯ブザーがまだついてなくてよかった。