「もっとえいご漬け」はもっと難しくなったわけではないよ

「もういいかげん知育ゲーはウンザリだよ…」と言われてしまいそうなDSの知育ゲーラッシュが続いていますが、ご存知「えいご漬け」にも新しく「もっとえいご漬け」が登場しました。

で、このもっとえいご漬けですが、あまり売れていない模様。その分析やもっと漬けのレビューはカイ氏伝さんのとこで。まる投げですみません。でも全てに納得出来ました。

結論からいうと、えいご漬けがターゲットにしている「英語をなんとかしたいと思っている人」だけでなく、前作「えいご漬け」がイマイチはまらなかった人にもオススメしたい。前作に比べて細かいところをきちんと修正しています。

カイ氏伝: えいご漬けより「もっと」楽しい「もっとえいご漬け」

自分も前作と比較してもっと面白くなっていると思います。かなりかぶりますが、自分のほうでもコメントを。少しでも多くの人に手にとってもらいたいですからね。

  • 会話形式だから面白い

出題が会話形式の聞き取りなので、自然な英語を聞くことができます。所謂日常会話。前作のようだと例文を聴かされているようで面白みも何もありませんでしたが、会話なので内容があります。いかにもアメリカンな会話が繰り広げられ、思わず「友近なだぎ武ビバリーヒルズモノマネ」を思い浮かべて、さらに面白さが倍増。

  • お楽しみが前作より凝っていて面白い

前作は「書き取りマラソン」や「クロスワード」など簡易的なゲームでしたが、本作ではよりゲームとして作りこまれています。「スペース語順力トレーニング」とかビジュアル的にもサウンド的にもよりゲーム色が強くなっている印象。バリエーションに富んでいて面白いです。

  • 前作より親切

会話で出てくる単語が調べられるようになっていたり、新しいお楽しみが追加されたらポップアップで教えてくれたりと細かな配慮がされるようになっていました。

あと今回の英語力判定では会話を聴いてその後に質問に答える(例えば「コーヒー飲むかい?」「ええ、いただくわ」「砂糖とミルクは?」「砂糖を少し」…さて彼女は砂糖をどのくらい入れたいのでしょう?のような。もちろん全て英語です)設問があり、より集中して会話を聞かなければなりません。これがまたいいトレーニングになっていると思います。聞き逃しても会話を聞きなおすことが出来るのですが、その間にも制限時間は迫ってきます。そのためいやがおうにも集中しなければなりません。


前作は「手書き入力の目新しさ」と「英語へのコンプレックス」で売れたようなもので「楽しさ」は余りありませんでしたが、本作は多少は「楽しみながら英語を学べる」ように仕上がっていると思います。会話形式になったのはとても大きかったです。「もっと」とうたわれると「もっと」難しくなったんじゃないかと思われるかもしれませんが、(任天堂はもっと難しくしている意図はあるのかもしれませんが)個人的には「もっと」難しくなったわけではないと思います。「もっと」難しくなっていそうだ、と敬遠される方にこそ「もっとえいご漬け」を手にとって貰いたいです。