Wiiは任天堂の敵である"無関心"に打ち勝つことができるのか、実際に確かめてみた。

前回までにセットアップまで終えました。つづき。

無事にセットアップも終わり、晴れてWiiチャンネル一覧をがそろったので、早速無関心層代表の奥さんに見せてみた。
「この"写真チャンネル"って?」
「写真が見れるんだよ。」
「どうやって取り込むの?ネット経由で?」
「本体にSDカードを入れるところがあってね。」
ゲーム機にSDカードスロットがあるのは、意外なようです。
「そうだ、手始めにIXYで撮った写真を見てみよう」
早速SDカードスロットに挿入。すぐに一覧で表示されました。
「すごいね」
これだけで多少驚いてくれました。スライドショーの機能があったので再生。
!!!
これにはさすがに自分も驚きました。ただ1枚1枚表示されるのではなく、1枚1枚少しズームされるエフェクトがかかって表示されるのです。しかもオルゴール風のBGMも流れて。静止画を使ったCMのようです。撮影日時も表示されるし、AVIも再生されます。
「感動的だ」
「音楽が小田和正だったら、泣けるね」
そう、"言葉にできない"が流れるCMがあったと思うんですが、まさしくアレです。
これだけで買った価値があったんじゃない?
やりました。無関心層を取り込みました。まだゲームしていないのに。まぁ、これ以上の賛辞がこのあと聞かれるんですが。
(余談ですが、このスライドショーの機能ってSONYサイバーショットもやっていますね。音楽つきスライドショー。CMで見て驚きました。)

まずはMiiを作成

WiiSportsを始める前に、まずはMii作成です。自分の特徴を奥さんに聞きながらMiiを作ると、興味を示してくれます。続いて奥さんのMiiを。作成方法も直感的でわかりやすいので、初めて見る画面でも作ることができました。わざと変なパーツを提案したりすると盛り上がります。

WiiSports

Miiも出来たことですし、WiiSportsをプレイ。まずは奥さんにやってもらってみました。
「どれをやってみたい?テニス?ボーリング?」
「じゃあ、体力測定を。」
やはり一般層は視線が違いますね。ゲーマーであれば"まずは一通り試して操作体系をを覚えた後に、体力測定をやってみよう"となりますが(ですよね?)、なにやら楽しそうだからいきなり体力測定を選択するのが一般層たるところでしょう。ライトゲーマーには体力測定をプッシュしたほうがいいのかもしれません。
まずは野球。マニュアルを読まなくてもゲーム画面上で説明してくれるので親切です。躊躇なく立ってプレイ。思いっきり振っていました。
これは面白い!
いきなりの高評価。早くも熱くなっています。初めてでもホームランを1本打てました。ご機嫌です。
続いてボーリング。説明どおり投げることが出来て、問題なくピンを倒すことが出来ています。どんどん次のステージに進んでいます。初めてなのにかなり先のステージまで進めていました。
最後にテニス。先の二種目で少々疲れてしまったようでしたが、これもまた何の問題もなくプレイできていました。バックハンドも。
そして測定結果。・・・45歳。
「えー、あれだけがんばったのに」
悔しそうですが、とてもうれしそうに言っていました。その後自分も測定しましたが、55歳。
それから各々の種目で遊びました。どれも簡単に操作できるし、熱くなれるので、必死にプレイしていました。ボクシングではやたらめったら打っていたのが印象的でした。とても楽しそうな表情が伺えました。

似顔絵チャンネルは意外な伏兵か

Miiを侮っていました。作成したMiiAmazon CAPTCHAWiiSportsのあらゆるところで出てくるだけで楽しい。Mii作成は奥さんも興味を持ったみたいで、最初に作った自身のMiiを手直ししたり、芸能人のMiiを作って遊んでいたりしました。なかなか芸能人に似せて作るのは難しいけれど、なんとなく雰囲気を持たせることは出来ます。あとは名前をつけちゃえばその人にしか見えてこなくなるw

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どんなにゲーム初心者でも"触ればわかる楽しさ"がAmazon CAPTCHAWiiSportsにはあると感じました。無関心層にアピールするには十分な内容なのですが、逆に触ってもらえないとその魅力はやはり伝わらないと思います。自分のケースの場合(家族内にゲーマーがいる場合)は、ゲームをする人がゲームをしない家族にAmazon CAPTCHAWiiSportsを教えてあげることが出来ますが、ゲームにはあまり興味がない人たちにはまず"Wiiリモコン"を手に取ってもらうことから始めなければいけません。その為にも"天気・ニュース・ウェブ"チャンネルがキーとなることでしょう。ニュースチャンネルを見た後、ゲームチャンネルに興味を持ってくれさえすれば、取り込めることと思います。これは任天堂が思い描いている構想と同じだとは思いますが。売り上げも好調のようですので、これから大いに期待できます。少しでも多くの人の触ってもらって、Wiiの楽しさを体感してもらえればと思います。