Wii Fitをライトユーザーにプレイしてもらってみた


遂に遂に発売となりました、Wii Fit。既にあちらこちらこんな方までレビューは出揃っていて、面白いことは証明されているので、このブログではこのブログなりのレビューを書きたいと思います。

今回のターゲットも我が家のライト層代表である妻。Wii Sportsには手を出してくれましたが、それ以降のWiiのソフトには興味を示さず、ドラクエソードでは「スライムを私だと思って斬ってるんでしょ?」と言い、マリストに微塵にも反応せず、ゴーストスカッドにも拒否反応(銃で撃つなんてもってのほか)を示した、そんな超ライトユーザーなんです。まあこのソフトのチョイスはマニアックすぎるんで仕方ないですけど…。

購入するにも一苦労

さて12月1日です。自分は朝から「店にいつ買いに行けるか」ばかりを考えていました。近所で予約をしていましたが、今日がWii Fitの発売日であって予約していて今すぐにでも買いに行きたいだなんて妻は知りません。機嫌が良さそうなところを見計らって言います。

「あー、後で新しい体重計を買いに行きたいんだけど…」(小声で、何気ない感じを装って)
「え?うちの体重計壊れたの!?」
「いや、Wiiの…」(小声で)
「ああ、あれ?いくらするの?」
「8000円くらい…」(希望小売価格は8800円です。ちょっとサバ読んだ)
「えー!!8000円あれば私の○○も子どもの××も買えるのに!!ねー?」(子どもに同意を求める)
「今度買ってあげるから!ね!ね!」(懇願する感じで)
「どうせすぐにやらなくなるんでしょ?続く訳がない。ビリーはどうしたの?」
「……」(返す言葉がない)

と買うまでに一苦労でしたよ。品薄とか行列とかそんなんよりずっと大変です。あーでも妻の言い分にも一理あるのでちょっと反省。ゲーマーで申し訳ない。

「私にもやらせて」

で、買ってきましたWii Fit。でもまだこの時点ではWii Fitに懐疑的。たぶんやる気はなかった、と思います。自分はと言うともうウキウキで開封。箱の裏側にバランスボードの取り出し方まで書いてあって丁寧でした。

早速プレイをカイ士、もとい開始*1。ウィーボがなかなか本格的な説明をしてくれるので、その時点ではたから見てる妻の目が変わった、と思います。『計測中 計測中』という音声も「これはただのゲームではない」というのを演出していると思います。重心を計測し、BMIが出る時点で、「すごい」と言っていました。もうこれでWii Fitのターン!バランス年齢が出ると「次、わたしにもやらせて」と言ってくれましたよ!

良かった良かった。なにがよかったって、これでいつ僕がWiiFitやってても怒られないですむからですよ、もちろん。

重心を計測するのに感心していました。で、肝心のBMIは「やせすぎ」。やっぱり。何かと言うと「太ったー」と言っていたけれど、僕が見た感じでは普通だと思っていたので、いい機会です。僕が「太ってないよ」と言うより、ウィーボが「BMI的にはやせすぎデス」と言ったほうが説得力があるから、聞いてくれるでしょう。

だいたい「太った太った」と言っている人ほど実際のところ太っていないのですよたぶん。そういう人たちに「自分は太っていない」と思わせるためにも、Wii Fitは有用なのかもしれません。

計測も終わり、今度はバランスゲームに挑戦。特に説明はしていないけれど、画面に表示される説明に従ってプレイできていました。この辺りは任天堂は作るのがうまいですね。ライトゲーマーにも優しいつくり。ただ、ヘディングで実際に頭を振っていたり、綱渡りで実際にジャンプしちゃったりしていたところが、微笑ましかったw

あれって実際にジャンプするとゲームの進行が止まっちゃうんですね。で、再スタートになる。安全もかなり考慮していると思います。

まとめ

我が家のライトゲーマーには高評価です。2日目も自ら「ちょっとWiiやってもいい?」と言って自分で遊び始めていたので。従来のゲーマー(だと思う)の自分もとても楽しめています。バランスゲームや有酸素運動も楽しいのですが、個人的には筋トレが興味深い。楽しい、とは別に、「これならがんばれそうだ」と思いました。筋力ないので、ちょっと鍛えたいのです。女性トレーナーを選択しているのですが、「彼女の代理できました」とかのたまって男のトレーナーが来たときは芸が細かいと思いました。

Wii Sportsが、というよりもWiiそのものが「ゲーム人口の拡大」にチャレンジするために生まれてきた訳ですが、それはある程度成功したと思います。しかし、Wii Sportsで満足して離れてしまったライトユーザーもいるのではないでしょうか。我が家のように。そこで今回のWii Fitに課せられた課題は再度Wiiで遊んでもらうこと、そのようにも感じます。もちろん、Wii FitからWiiを始める、新規開拓層の獲得も課題ですけどね。「継続的なゲーム人口の拡大を」と岩田社長もおっしゃってましたし

それにしてもWii Fitを待った甲斐がありました。長く付き合っていけそうですよ。

*1:IMEは賢いね